【出会いに感謝】ガエルくん ありがとう

■10月に転入してきたガエル・マウリシオくん。瞬く間に2ヶ月が過ぎ、早くもお別れの日がやつてきました。彼は、木下大サーカスの一員です。8年ぶりの高松公演も12月8日が最終日となります。次は福岡に行きます。彼のお父さんもお母さんもサーカス界のスターです。新聞でも紹介されていましたが、お父さんはジャグリングの世界的な名手です。当然、彼自身、サーカス界のホープです。そんな彼が、本校最後の日、「お世話になったお礼に」と美技(びわざ)のほんの一部を披露してくれました。それを見た1年団の生徒も教員もみんな彼の技の美しさに驚嘆。それとともに、お礼をしようとする彼の気持ちに、全員が心から惜しみない拍手を送りました。学校にいるときは、サッカー好きのユーモアあふれる中学生です。でも、彼の住む世界はプロです。毎日下校後は厳しい練習をしています。そういうこともあり、本来は参加が難しいとされていた五色台宿泊学習でしたが、級友や担任の熱望で参加できました。彼は、日本語もスペイン語も話せ、他にも数カ国語が話せますが、それでも日本語のみの教科は大変です。本当によくがんばっていました。1年団にとっては、そんな彼の姿から学ぶことはたくさんあります。ガエルくんは演技まで見せてくれて、感謝の意を表してくれましたが、本当にお礼を言わなければならないのは、私たちの方です。ガエルくん、本校に通ってくれてありがとう。明るく人柄の良いお父さんお母さんとの出会いも忘れられません。木下大サーカスの通訳スタッフの方々にも大変お世話になり感謝しております。本当にありがとうございました。

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