6年生は「技能士の魅力を伝える」出前授業を受けました。内容は、「瓦葺」と「鬼瓦作り」です。香川県瓦施工組合の方が16名来校し、出前授業をしてくださいました。
最初に、瓦についての説明がありました。瓦は、今からおよそ1400年前に中国から伝わり、200年ほどかけて日本に合うものに変わっていったそうです。他にも瓦の良さや全国技能グランプリ、8月8日は「屋根の日」としていることなどのお話がありました。また、三豊市の「宗吉瓦窯(むねよしがよう)」が有名なこと、香川県は鬼瓦が多様で立派なものが多いことなどの説明もありました。
その後、屋根に瓦を取り付ける作業と粘土で鬼瓦を作る作業を行いました。
粘土をこねて柔らかくし、型枠に入れます。じわじわと隙間を作り、型枠から外します。最初に手本でしているのを見ていると簡単そうでしたが、なかなか難しかったです。「型から粘土を出すのが難しかったけれど、出したときはきれいにできたのでうれしかったです。魔除けなので部屋に飾りたいです。」
屋根に瓦を葺く作業は、形が違う瓦を組み合わせて釘で打ち付けていきます。初めは調子よく釘を打っていましたが、あと少し打ち込むときに瓦を叩いてしまい、半分に割れることもありました。「くぎを打つのは簡単そうに見えたけれど、やってみると難しかったです。(仕事の時は)何枚もあるので大変だと思いました。割れたときは『やばい。』と思いました。真っ二つになりました。」
瓦を隙間に合わせて割る作業も体験しました。傷をつけておいて、のみを当てて叩いていくと思ったところできれいに割れました。
焼き上がりが楽しみです。