今回は、「医学を支えた人々」です。これは、社会科の江戸時代の「町人の文化と新しい学問」に関連させての学習です。鎖国が続く当時の日本で杉田玄白と前野良沢たちがオランダ語の医学書を苦心して翻訳した「解体新書」を出版しました。杉田玄白と前野良沢たちは、実際に解剖に立ち会ってオランダの本の内容の正確さを実感しましたが、その時解剖を実際に行ったのは当時厳しく差別されてきた身分の人でした。杉田玄白と前野良沢たちは、身分にこだわらずに差別されていた人の卓越した技術や豊富な知識に敬意を表して接しました。
6白は、授業参観で、6赤は公開授業で行いました。
授業後の児童の振り返りを少し紹介します。「差別なく人に頼ることでプラスになって返ってくるとわかったので、誰とでも平等に支え合いたいと思いました。」「人のために尽くす心、優しさを大切にしていきたいと思いました。差別されながらも解剖を続けた虎松の祖父を見習っていきたいです。」
保護者の方からも感想をいただきました。「人の志や思いを前にすると差別なんてとても無意味で愚かな行動だということがよくわかりましたね。」「人を差別しないのは当たり前のことですが、差別された時に自分がどう動ける人間であるのか考えさせられました。人に優しく、お互いに思いやり許す心ももっていたいです。」