先日のブログで紹介しましたが、6年生は総合的な学習の時間で「人権の歴史を学ぼう」を学習しています。次回の単元は「太鼓を作った人々」です。そこで、香南中学校と鶴尾小学校から太鼓を借りて太鼓を直に感じる体験をしました。講師は、鶴尾小学校、鶴尾中学校出身で現在も「鶴尾太鼓」を指導している方にお願いしました。
講師の方は、鶴尾太鼓の歴史を紹介しながら自分が太鼓を始めた話をされました。そして、太鼓の種類や太鼓の作り方を実際に太鼓を示しながら説明しました。特に興味深かったのは、同じ種類、同じ大きさの太鼓でも皮を張り替えてからの年数によって音が違うことです。叩き込まれると皮が伸びて低い音になり、聞き比べると明らかに違いが分かりました。
続いて、演奏を披露してくださいました。床に座って叩く「しめ太鼓」と立って叩く「長胴太鼓」をどちらも3個並べて即興で演奏する様子は、見事なばちさばきで全員が見入っていました。演奏を聴いた児童は「(叩くのが)力強かったり弱かったりしてすごく響いたり響かなかったりを使い分けていてすごいと思いました。」「端と真ん中で音が違うことがわかりました。ばちさばきが円を描いているようですごかったです。」
最後に長胴太鼓としめ太鼓の両方を全員が叩きました。「叩き方によっていろいろな音が出て楽しいです。」「こっちまで振動が来てすごかったです。うでが痛くなりました。」と感想を述べていました。