6年生は、社会科で「伊能忠敬さんから学ぼう」の学習をしました。授業者は、校長先生です。
まず、分度器と定規を使って、歩いて測った図を描きました。航空写真と比べると、プールの形だとわかりました。江戸時代の終わりごろに、2地点の距離や角度を測るとことで地図をかいた伊能忠敬さんについての学習です。
伊能忠敬さんの年表に沿って、どんな人物だったかを学びました。幼少期から算術が好きで、自分からどんどん学んでいたこと、結婚したら、家業のために勉学を封印したこと、51歳になって再び勉強を始めたことなどです。
その中で、6年生が驚いたこと、感心したことが4点あります。
1、忠敬さんは、本当は地球の周りの長さを知りたかったこと。(日本を歩き回って地図をかくうちに、地球の1周分と同じ4万キロメートルを歩いていました)
2、忠敬さんの1歩は正確に69センチだったこと。
3、江戸で有名な先生に教えを求めたときに「勉強に年は関係ありません。」と言ったこと。
4、「うそをつかず正直にいきなさい」「身分や年の上下にかかわらずよい意見は聞き入れ、実行しなさい」という家訓を残していること。(身分に関係なく・・・というところは、杉田玄白さんの考えと同じでした)
6年生は、「探求心がすごい。50歳を超えても勉強をもう一度するところが心に残りました。」「『学問に年の上下は関係ありません。』と言ったところやあきらめずに最後までやり通すところがすごかったです。」といった感想をもちました。