第3回中堅教諭等資質向上研修Ⅱを開催しました

 8月6日(金)第3回中堅教諭等資質向上研修Ⅱがオンラインでありました。
午前と午後それぞれ2つずつの講話や演習に対し、受講を希望された先生方を含め約60名の先生が参加しました。
 午前の前半は、高松市総合教育センター指導主事から講話がありました。高松市の不登校児童生徒の状況から未然防止の視点をもち、新たな不登校児童生徒を生まないための方策についてグループで協議しました。後半は、香川大学医学部教授橋本先生から「不登校のかたちと気持ち-事例を通して学び合う-」と題して講話がありました。不登校児童生徒に対する「未然防止→早期発見→再発防止」の一貫した支援は、予防精神医学と共通しているという結論は納得のいくものでした。
 午後の前半は、香川県警の方から「増えるSNSトラブル!子どもをとりまく現状と効果的な対応」と題して講話がありました。子どもたちがどのようなSNSを利用し、どのようなトラブルに巻きこまれやすいのかなど教員が具体的に知っておくことの必要性を改めて感じました。後半は、「問題行動への対応-開発的・予防的生徒指導の視点から-」と題して、高松市教育委員会学校教育課指導主事から講話がありました。児童生徒理解のポイントとして、相手のことを「わかろうとする」ことを大切にしたコーチングの考え方から、代表的なスキルとして具体的な言葉がけを学びました。
不登校児童生徒への支援の在り方や問題行動への対応を考える際、未然防止に努めることやチームを意識して対応することなど、共通して大切なことがあると感じる1日でした。

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