中堅教諭等資質向上研修Ⅰ・中堅養護教諭資質向上研修Ⅰ

1月5日(火)に、中堅教諭等資質向上研修Ⅰ(第8回)・中堅養護教諭資質向上研修Ⅰ(第7回)がありました。

前半は、鳴門教育大学の泰山准教授から「児童生徒が主体的に取り組む総合的な学習の取組について」と題して、鳴門教育大学から、会議システムZoomでつないでの講話でした。
「子どもたちに身に付けるべき「考える力」「思考力」とは何か」という問いかけから、それぞれの考えを交流しました。
また、「考えてごらん」と子どもに言っても何を考えていいか分からないので、どんな場面でどのようなツールを使って言葉掛けを行うのかも考えました。
「『今日の総合何するん?』という言葉が子どもから出た時点で総合として終わっているという言葉が胸に刺さった」「よく生徒に『~について考えましょう』と問いかけることがあったので、これからは何をどのように思考させたいのか考えた上で、思考スキルや思考ツールを利用していきたいと思った」などの感想が寄せられました。

後半は、香川大学の岡田准教授から「児童生徒が主体的に学ぶ意欲を高める授業とは」と題してお話がありました。
「内発的動機付け」「メタ認知」「自己調整の学び」について、心理学の視点から考える内容でした。
参加者からは、「内発的動機付けを高めていけるような働きかけをしていきたい」「自己調整という言葉を初めて知ったが、学習者が学習の過程を自分で進めていけるように少しでもできることをしていきたい」といった感想が寄せられました。

今回、集合しての研修に不安があった参加者もいたようですが、一堂に会して最後の研修が行えたことは、とても意義深いものといえます。
今後も一緒に学び合っていけるよう、顔を合わせたときには、声を掛け合ってほしいと思います。
お疲れ様でした。

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