最近の工事 勝賀中のフェンスはなぜ白色なのか?

■今日は、2学期末懇談会の2日目。保護者の皆様にはお寒い中、お越しいただき有り難うございます。さて、学校にお越しの保護者の皆様はお気づきと思いますが、正門横のブロック塀の改修工事は最終段階に入っています。ブロック塀だったところの大半は白いフェンスになっています。白一色に統一されていますので、綺麗です。日本は、伝統的に大切な建物は、白が用いられてきました。古来より一般的に、敷地や建物の壁は土ですので、その色も土の温かみのある薄茶色となります。これに防火用として白石灰を混ぜた漆喰で表面を仕上げると純白の白壁となります。防火という実用性と見た目の美しさの双方を兼ね備えていることから、江戸時代頃から重要な建物には白壁が多く用いられるようになってきました。江戸初期の姫路城(白鷺城)が純白です。江戸から明治によく建てられた土蔵もほとんどが白壁です。昔は大火事も多く、防火は欠かせないものでした。江戸時代から栄えた倉敷の美観地区も白壁が多いでしょう。
さて、現代、本校の外壁フェンスはもう土ではなく金属となります。色も様々な選択が可能ですが、やはり白色を選択しています。これはもちろん日本の伝統的な白壁をイメージしてのことです。部分的に金網となっているのは、総務課によると必ずどこかで金網を使用しなくてはならないからだそうです。でも色は白色で統一できています。

 

カテゴリー: 工事関係, 施設・設備 パーマリンク