■先週の１年生の団朝会では、中間テストを前にして、小学校と中学校のテストに向けた取組の違いが話されていました。特に大きな違いは、テスト前になると部活動も中止となって、テスト期間はテスト勉強に「集中」することです。この集中には、いろいろな意味があります。一つは、神経を集中させる意味での集中。その為には、スマホやゲーム、漫画など勉強に関係のないものが目に入らないようにするといった環境を整えることも大切です。それをするのは自分です。もう一つは、時間を集中させるの集中。どんなに能率が良くてもどんなに能率が悪くても、結局それにどれだけ時間をかけたかが重要になります。うさぎと亀の逸話で言えば、亀のように遅くてもひたすら時間をかければゴールします。逆にどんなに足が速くても、走らなければ、つまりそれに時間をかけなければ成果はでません。その時間を生み出し、時間をかけるのは自分です。つまり、中学校３年間での最大の学びは「自分でする」ということを覚える事です。テスト勉強で失敗する事も成果があがらないことも後悔も必ずあります。でも、その経験は「自分でする」ことを覚えるための貴重な材料となります。初めて定期テストに臨む１年生だけでなく、２年生も３年生も真の目標は同じです。この３年間で「自分でする」姿勢を身につける事です。それがあれば、どのような道に進んでも、自分で道を切り拓いていけるはずです。
