放送による全校朝会 「未来は現在と同じ材料でできている」

■「未来は現在と同じ材料でできている」(フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユ)

放送室からのお話

このことばの意味が分かりますか?今朝の放送による全校朝礼で校長先生は生徒たち問いかけました。少し間を置いて、次のように説明をされました。今やっていることがそのまま自分の未来の材料になる。例えば、未来も健康でいたいなら、今も健康に良いことをすること。未来もすてきな人間関係に恵まれたいなら、今の人間関係を大切にすること。未来に幸せでありたいなら、今幸せな生き方をすること。

聞き入る生徒たち

つまり、今ないものが未来に突然現れることはなく、今やっていることが未来に繋がっていると言うことです。生徒たちに、今どのように生きるかをしっかりと考えて欲しい、そして未来につながる今を大切に生きて欲しい。校長先生の生徒たちへのそんな願いが込められています。

1年生は、部活動の入部が決まる頃です。どの部に入るかずいぶん迷った人も、あるいは迷っている人も多いと思います。友だち関係が判断に影響したり、保護者の方の助言を参考にしたりしながらも、最後の最後は自分で決定することになります。そして、そのあとは、自分が決めたことに粘り強く挑戦し続けることが大切となります。自分で選択し、判断し、自分で挑戦する。選択や挑戦の結果は自分が引き受けることになります。校長先生のお話にあったように、今は未来の材料です。苦しいこともあるでしょう。失敗もあるでしょう。しかし、そのような選択と挑戦の繰り返しは、必ず、皆さんが大きく成長する未来の材料となります。学校の中心になりつつある2年生も、進路選択を控えた3年生も全く同じ事が言えます。

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