再開までの過ごし方について

臨時休業中の過ごし方について
~子どもたちのかけがえのない命や心と身体を守るために~

保護者のみなさまへ

臨時休業が長引き、子どもたちは今、一生懸命、心のバランスを保とうと踏ん張っているのではないかと思います。心と身体はつながっているので、感情の起伏が激しくなり身体症状にも影響が出る場合もあります。そこで、臨時休業の延長に際し、子どもの心と身体の健康、そして命を守るために、情報を提供します。趣旨をご理解いただき、ご家庭でお役立てくださいますようお願いします。

1 まずは子どもの前で、大人が落ち着く!                

(いらいらしている子どもには…)

○ 自分がなぜいらいらするのかが分からず、余計にストレスをためる場合があります。今は世界中がストレスフルな状態だから、あなたがいらいらするのはあなたのせいではないこと、当たり前の心の動きであることを伝えてあげてください。

○ 子どもは大人の鏡と言われます。大人の焦りや不安に敏感に反応します。まずは 子どもの前で、大人が落ち着くことが、子どもの心を安定させます。気付いた不安を全て言葉にするのではなく、あえて「大丈夫だよ。必ず出口がある」と声をかけてください。

(言うことを聞いてくれない子どもには…)

○ まず、お家の方自身が自分を責めないこと。世の中全体が初めてのことで、予定どおりにいかないことだらけです。たとえ、子育てにうまくいかないことがあっても、自分や子どもを責めないように心がけましょう。当たり前でない時こそ、当たり前のことに感謝する気持ちを伝えたいものです。

○ 子どもは言ったようには育たず、親がするように育ちます。して見せて、言って聞かせてやらせてみ、ほめてあげて、はじめて子どもは動き出します。

2 心にゆとりをもって、家族の絆を深めるチャンスに!                    

(家族の絆を深めるために…)

○ 1日24時間の内、5分間でかまわないので、「今日はどんな一日だったの?」と手を止め、目を見つめ、全てに優先させて子どもの話を聴きたいものです。たとえどんな内容であっても、最後まで聴くことが「あなたは、話を最後まで聞いてもらえるだけの値打ちのある存在なのですよ」というメッセージを伝えることになります。

○ 自動車のハンドルには「遊び」あるからこそ、事故になりません。遊べる子は学べる子です。ぜひ、遊び心をもって子どもと接してください。

(絆を深めるレクレーションの例)

「好きな人の好きな物」…家族の一人を決めて、その人の好きなものを順番に言い合う。「シークレットサービス」…家族の一人を決めて、内緒で親切にし、夕食で種明かし。「カモフラージュ」(ネイチャーゲーム)…自然の中にある人工物を見つけるゲーム。「親子でテレビ体操」…早起きして6時30分にNHKのテレビ体操。
朝、起きて、昼、寝ないだけで、生活にリズムが出てきます。
毎日、決めた時間に好きな親子活動を考えたいものです。

○ 料理、洗濯、掃除…家の仕事はたくさんあるけれど、子どもは何ができて何ができないでしょう?まず、簡単なできることから始めて、やってみたいこと、そしてやらせたいことを体験させたいものです。そして、最後にはしっかりほめて自己有用感を高めたいものです。

(香川県教育委員会「臨時休業中の過ごし方」から抜粋)

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