防犯教室 ネットワーク利用に注意

■1校時に体育館で高松北警察署生活安全課の方から「被害者にも加害者にもならないために」と題して、ネットワーク利用に関する防犯教室が開かれました。ネットワーク上のトラブルから暴力に発展する(暴行罪)をはじめ、ネットワークに起因する様々なトラブルを学校としては何としても予防したいという強い思いがあり、今回の防犯教室を開催しました。実際に高松北警察署が取り扱っている具体的な事案を基に上手にお話いただきまし、生徒たちには少なからず「一歩間違えば」と思い当たる状況がありますので、よく分かったのではないかと思います。刑事と民事の違いは、1・2年生にはまだよく分からなかったかもしれませんが、刑事罰に問われなかったとしても、民事の賠償は残ること、そして、最近ではその相場は上昇し、1000万円単位であることを聞き、聞いている生徒たちより、横で聞いている教員が驚いていましたし、後ろで参観していた保護者の方も肝が冷える思いがされたのではないでしょうか。学校でも継続的に啓発活動を行って参りますが、ご家庭でのケータイやタブレットなどのネットワーク機器の管理の徹底をよろしくお願いいたします。
 

3年前の写真が

恐喝罪 暴行罪

 

 

 

 

 

▲3年前のいたずら写真。グループ内だけの秘密の写真としていたが、数年後、一人の友人が拡散させたため、大問題に。時間が経っていて刑事は問われないといっても、このような事件が増えていることもあり、会社等からは1000万円超の損害賠償が請求されます。このような事件が増加していることもあり、社会の目は厳しいため、高額な損害賠償も裁判で成立する時代とのこと。
信頼できる友人とだけ、グループ内で秘密のやりとりをしていて。。。という話には、思い当たる生徒も多いようで、何人もが顔を見合わせていました。今は親友と思っていても将来は喧嘩するかもしれないよ、などという指導を学校はあまり得意としていません。防犯教室では、そのような現実的な話もたくさんしてもらえました。
このように、大人顔負けの高度なリスク管理が必要なネットワーク機器を中学生に自由に使用させる事の危険性を大人は再度確認する必要があると感じました。PTA文化部もPTA新聞で特集を企画していますので、連携して啓発を進めていきたいと思います。

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