高松空襲の話

10月15日(火)5校時、6年生は、戦争語り部の浄土卓也さんを迎えて、高松空襲の様子について話を聞きました。

はじめに、「三十年目の遺骨」という、高松市で実際にあった出来事の紙芝居を、児童の朗読を交えて聞きました。高松空襲で犠牲になった親子の遺骨が、戦後三十年経って発見することができたという話でした。高松空襲の犠牲者は1359名、さらに行方不明者が186名いる中で、奇跡的に見つけ出すことができたという話でした。

次に、米軍による空襲の様子について聞きました。高松にやってきた米軍の爆撃機は116機で約1600発の焼夷弾を投下しました。なぜ、焼夷弾なのか。それは,米軍が事前に日本の家屋を調べて選ばれた爆弾だということがわかりました。

さらに、広島や長崎に投下された原子爆弾についても説明していただきました。原子爆弾は、高松に投下された焼夷弾よりも、はるかに威力の強い爆弾であることがわかりました。そして、その投下先の地形により、効果が違うことも教わりました。

「人間が生きることは、とても素晴らしいことである。だから、人を殺したくない。だから、人を殺さない。だから、戦争は絶対にしない。」語り部を続けている浄土さんの強い思いを学ぶことができました。

 

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