校庭の花に蝶が

10月29日、校庭に咲いている「フジバカマ」に、渡りをするチョウ「アサギマダラ」がやってきました。

「フジバカマ」は、秋の七草の一つです。平安時代には、女性が匂い袋として、この花を使っていたそうです。この花の香りは、桜餅のように甘いものです。

校庭には、原種で絶滅危惧種になっている紫色の花が咲いています。また、白い花の園芸品種も咲いています。

「アサギマダラ」というチョウは、暑すぎたり寒すぎたりするのが嫌いです。それで、春から夏にかけて、台湾、沖縄から東北、北海道まで。夏から秋にかけては、北海道、東北から沖縄、台湾まで渡ります。その移動距離は約2,000kmです。

渡りをする途中に、初夏には「スナビキソウ」、秋には「フジバカマ」の蜜を主に吸うようです。チョウを捕まえて、羽に捕獲日や場所、捕獲者などの情報を記入します。日本の各場所で、確認された情報を共有することで、移動距離と時間、場所が分かります。

渡りをするチョウには、北米大陸の「オオカバマダラ」が知られています。しかし、海を渡るチョウは、「アサギマダラ」だけのようです。

 

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