人権学習

 1月末,人権学習の研究授業が4年生のあるクラスで行われました。「仲よくなるために大切なことはなんだろう。」ということについて,どの子も真剣に考えられていて,この学級の温かさが伝わりました。世間では,お話の中で「大切なこと」は分かっても,実生活では「仲間はずれ」や「いじめ」などなくならないではないかという意見をよく耳にします。 今回の授業はそこに視点を当て,生活や体験とつないで考えることに取り組みました。 教師のゆさぶりや問いかけに,子どもたちが自問自答する姿は美しいと思いました。1時間の授業ですぐ効果はあらわれにくいものです。でも,「子どもたちが自分の行動を振り返って考え,それを友達と話し合う」ことの積み重ねが,心をつくるのだと考えさせられました。研究授業や道徳の授業は点にあたります。それらの点をつないで線にしていく取り組みを大切していかなければならないことを,強く感じました。

カテゴリー: 人権・同和教育 パーマリンク