あなたの名前は、だれがどんな願いで付けられたのでしょうか。きっと、家族のだれもがあなたの幸せを願い、元気に育ってほしいと考え、付けてくださったものと思います。
今日、落とし物箱が、わがクラスにも回ってきました。今回はなぜか、たくさんの赤白帽であふれていました。
あなたは体育の時間だけでなく、昼休みや掃除の時間などもかぶっていますね。どこかで脱いで置き忘れたまま、教室へ戻って来てしまったのでしょう。帽子をかぶっていないことに気づいたとき、あなたはそれをどこへ置いたのか分からなくなっていました。
だから、あなたが置き忘れてしまったこの帽子は、帰るところをさがしながら、箱の中で悲しそうに小さくなっていました。
「名前は…。」
薄くて読み取れません。
「ちゃんと書いとかなくちゃ。」
あなたのは、どうかな。
「ここに書いとるよ。」
「ぼくのも名前、分かるけど。これ読めるかな。」
そう、みんなが読めることが大事です。あなたの帽子には、あなたの大切な名前がくっきりと見えますか。
「早く帰れるといいね。」
落とし物箱は、次のクラスへ旅立ちました。
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