明日の子どもたちの学びのために

 先日、校内で教員研修会を開きました。香川県発達障害者支援センター アルプスかがわの新井隆俊先生から、「発達障がいをもつ児童への理解と支援方法」についての講話をいただきました。その中で、「刺戟に翻弄される困り感」や「認知や記憶の困り感」など、学校や家庭生活の中での子どもの4つの困り感について研修しました。
 子どもは学校や家庭、社会の中で、友だちや大人とのかかわりを通して課題を解決していきます。しかし、どの子も一生懸命取り組んでいますが、思うようにできなくて困っている子がいます。
 視力が低下した子どもには、眼鏡をかけさせたり座席の配慮をしたりします。食物アレルギーの子どもには、弁当や給食で食材の配慮をします。
 学習以外のことが気になって学習に集中できない子どもには、どう配慮すべきでしょうか。子どもたちの多くは、「遊びたいけれど、先に目の前の課題をしなければ」と考えるのでしょう。課題に集中するためには、課題解決に不要な刺戟への注意を抑制しなければなりません。それが困難な子どもに対しても能力に合った環境を用意し、適切な方法で学習を促していくことが大切です。そのための様々な配慮を私たちは講話から学びました。子どもたちの学びのために、今から生かしていきたいと思っています。

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