カマキリが教えてくれた感動!そして命!

 昨年つかまえたカマキリが産んだ卵から,赤ちゃんかまきりがたくさん生まれてきました。生まれたばかりの5月8日は1㎝ぐらいで,自分より小さなアブラムシがいても足を持ち上げてにげるようにびくびくしていたカマキリも,今では3㎝5㎜にも成長しました。生きている虫しか食べないカマキリのために,昼休みクラスのみんなでバッタをつかまえに行ったり,家の近くで捕って来たりと大忙しですが,みんな興味津々で,虫かごの周りはいつも人だかりです。

「先生,バッタもこんなに小さいんだね。バッタがかわいそうだね。」

「でも,カマキリが生きるためには,仕方がないよ。バッタさん,ごめんね。」

「ぼくたちも,いろいろなものを食べているよ。牛やぶたも食べているよ。なくなった命の分も,がんばって生きなくちゃ。」

「ねえねえ,このバッタはケースに入れんとこう!だってバッタを食べる肉食のバッタやけん,カマキリが食べられるかもしれんよ。」

「先生,カマキリがバッタを捕まえた!すごいよ。頭の所から食べてる!!かまでしっかり捕まえているよ。捕まえるの上手になったねえ!」・・・
小さいカマキリから,たくさんの感動と命の大切さを教えてもらいました。クラスのみんな育てて,大人になったカマキリを野原に放してあげるその日まで,大切に育てていこうと思っています。カマキリと共に成長した子どもたちと共に・・・

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