ごはんとみそ汁の授業

 5年生は今,家庭科で「おいしいね 毎日の食事」という題材で「ごはんとみそ汁を手順よくおいしく作ろう。」という目標に向かって学習中です。まずはもみの構造から・・・もみがらがあってその内にぬか層,その内側に胚芽と胚乳,その胚芽を取り除いた物を白米というんだよと知らせると,給水実験中の米の一粒一粒をじーっと眺めています。そしていよいよこのごはんを透明な耐熱鍋で炊いてもらうと発表すると「えーっ!!」の大喚声。「なべやでたけるん?」「炊けます。火力と時間を守れば!」「炊飯器でスイッチポンとちがうん?」「違います。鍋で炊きます。やってみせましょうか?」ということになりさっそくスタートです。洗ったお米に体積の1.2倍の水を給水させ耐熱ガラス鍋に入れてガスに点火。強火で沸騰するまで10分ぐらい。沸騰してお米が対流し,大きなあわだらけになるともうみんな興味津々です。吹きこぼれない程度に中火で2~3分,水が引いたら弱火で12~15分,跡は火を消して10分蒸らします。ふたを開けると,「ああーっ!いいにおい!」「おこげできとるかなあ?」と大歓声です。蒸気の通り道,カニの穴もきれいにあいています。「おいしそう!」「食べたいなあ!」の声も出てきます。

 次回は,日本食の基本 だしについて食味テストをやってみたいと思います。日本食の伝統 だしには古来からうま味を引き出すためにいろいろな工夫がなされてきました。イノシン酸とグルタミン酸のうま味・・・煮干し,かつお節,こんぶ,干し椎茸,あご(とびうお)だし,日本人は長年にわたり研究開発してきました。その一端でもいい,味わってもらおうと思います。だしの味・うま味がわかってもらえるかなあ・・・。そこに味噌も加われば・・・・。みそ汁はおいしいですね。日本食の代表です。

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