未来に生かす自然のエネルギー

 6年生の国語の教科書に「未来に生かす自然のエネルギー」という説明文が出ています。今年から教科書が新しくなったので、この教材文の選定は,何年か前に準備されたものだと思います。ところが今年の3月の東日本大震災,原子力発電所の事故に伴う放射能問題で自然エネルギーのことが注目されている今,この説明文は,これからを生きる子どもたちに本当に読んで考えてもらいたい内容になっています.子どもたちは,本文を読んで,今現在エネルギーの中心となっている石油資源がそう遠くない将来に枯渇してしまうという事実に驚いたようでした。人類がこの地球上で生き続けていくための「持続可能な社会」を考えるときにエネルギー問題は,避けて通れないこれからを生きる人たちの大きな課題です。放射能問題でにわかに風力発電や太陽光発電などのことがクローズアップされてきています。説明文の中でも資源が無くなることがない「再生可能エネルギー源」と表現されています。子どもたちもこの文章を読んでこのような自然エネルギーの活用と身近な生活の中で資源を大切にしていく生活を考えることができていました。次世代を生きる子どもたちが,こうして教科書の文章を読みながら次の自分たちの生き方を考えていくということが「持続可能な社会」の第一歩だと思います。

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